2023.10.01

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チームで取り組むマンション事業

「ずっと、一緒に。暮らしに寄り添い、人生を通じたパートナーとしてお付き合いができる」企業を目指し、神奈川全域でマンション開発・分譲、不動産仲介、買取再販、ファイナンシャルプランニング事業などを手掛ける株式会社日本セルバン。プレジャーでは主に、新築分譲マンションの「設計変更」と「インテリアオプション」の営業代理業務を担当させていただいております。

日本セルバンショールームにて、前職から15年来のお付き合いとなる取締役 斉藤慶介氏と、プレジャー代表木村の対談を行いました。

 

お二人の出会いを教えてください

斉藤 最初にお会いしたのは14年、5年前ぐらいでしょうか、木村さんが前職の会社にいらっしゃるときに、お付き合いがはじまりました。当時、マンション販売の際に、お客様が自由にカスタマイズしてもらうやり方を模索し、オプション工事も含めて、信頼してお任せできる会社を探している時に、木村さんと出会いました。

木村 そうですね。電話で営業をかけて、アポイントを取らせていただき、お話ししました。そこで、すごくまともな方だなと(笑)。

まともというと?

木村 デベロッパーの方っぽくないんですよ。マンション業界ではデベロッパーは基本、神に等しい存在です。トップにいて、その下にゼネコンさんがいて、あとは下々のものたちというか(笑)。

斉藤 当時は発注側と受注者側が主従関係という関係性も残ってましたが、もっと一体感をもってやっていけばいいのにと思ってました。木村さんもそう感じているなというのが話す中でわかって、最初の頃から何か通じる思いがありましたね。まあ、若干大阪の喋りで「ちょっと怪しいな」って思っていましたけど(笑)。

木村 あれ、東京ナイズドされていたはずなんですけどね(笑)。

斉藤 プレジャーさんがお客さんに喜ばれること、イコールセルバンもやっぱりいい会社だねとなるのが理想だと思っています。木村さんと一緒に仕事を進める中で、そういう想いを共有できていると感じたんです。

私は間取りから企画して、他社より良いマンションを売りたいという志がありました。木村さんはプロだから、私の話に基づいて提案してくれたり、私が「こうしたいんですよ」と言ったら、「わかりました、じゃあこういうふうにします」と言ってくれたり、やりとりが本当にスムーズだったんです。なかなかそれができる会社っていないんですよ。それならばいけるところまでお任せしてみようと。

木村 ほんとにたくさんいろいろなことを言ってくるんですよ(笑)。しかも丁寧に「こんなふうにやりたいと思っています」と。それで部長に「命令ですか?命令だったらやりますけど」って毎回言うんです(笑)。

斉藤 私も命令とは言わないんです(笑)。そこで攻防するんですけどね(笑)。

お互いの信頼関係があるからこその攻防ですね

 斉藤 新しいことを始めるときは必ず何かトラブルがつきものだと思うんですよね。トラブルの原因は誰か一人だけが悪いということじゃないので、我々も一緒になって解決しようとします。逆に我々とお客様との行き違いを、プレジャーさんにカバーして助けてもらうことも。最終的に“お客様が満足する”、“お客様に感動を与える”にたどり着けばいいと思っているので、そのためには木村さんと私の意識ががっちり一致していないといけない。だから「こうしたい」っていうのを隠したりすることなく「やりたいんですよ」とはっきり伝えています。

設計変更についても、お客様に「自由にやっていいですよ」と言っても要望がでないことが多い。要望を引き出すのには技術が要るんです。プレジャーさんがその辺りも本当によくやってくださっています。うちの理念も踏まえていただいているので、プレジャーさん側から「セルバンさんだったこのぐらいまでやった方がいいですよね」と、そのぐらいの一体感を持ってやっていただいています。本当にそういう意味では信頼してますよ。

木村 その一体感は我々も感じています。さらにセルバンさんの場合は、マンション建設にあたってゼネコンさんとも意識を合わせて、二人三脚で行っている。だから設計変更に関することを我々からゼネコンさんにお伝えしやすいというのも、とても大きいです。

斉藤 ゼネコンさんとはアフター(入居後のメンテナンス、改修)も二人三脚で対応するので、長い付き合いになりますよね。トラブルがあった時にゼネコンさんと弊社が一緒にやっていかなきゃいけない。プロジェクトの中でも工事は大きな割合を占めるわけですから、ゼネコンさんは、本当に大きな協力者です。だから私は日頃から現場所長とは信頼関係を築き、でも駄目なことはダメ、是々非々はしっかり話し合い、何かあったときにはすぐ相談できる関係性を築いています。それでゼネコンさんもプレジャーさんも、巻き込む形で一緒にやっていく。関係者全員でチームを組む感じです。

ではプレジャーの最も頼りになる点はどんなところでしょうか?

斉藤 設計変更とかオプションのスケジュールも、プレジャーのみなさんは良く理解している。うちは「ここまででまとめてくださいね」っていう期限だけを作っています。そのくらい安心してプレジャーさんにお任せしています。あとはお客様の希望を引き出して、それを成果に繋げるお客様との接客が素晴らしいですね。

木村 うちの社員にとってもいい勉強だなと思います。でもセルバンさんのやり方がスタンダードだと思ってしまうと、他社とやり取りするのが難しくなります(笑)。例えば期日が今日までという場合も「お客様がこうおっしゃっていて」って言ったら「ゼネコンさんに相談してみますよ」って言ってくれる。普通はそんなふうに伸ばすことを考えること自体がないんです。期限は絶対。その点セルバンさんはお客様に基づきフレキシブルですよね。

斉藤 期日は決めてありますが、内容によってはできる場合とできない場合もあります。それぞれの現場一つ一つで状況が違うので、期限を伸ばせそうな状態だなとわかっていれば、伸ばせる場合もある。でもそもそも普段からゼネコンさんとの良好な関係性がなかったら、そういうことはできませんからね。

木村 そうですよね。

これまでの現場で印象に残っているエピソードはありますか?

 斉藤 これまでいろいろやりましたが、トイレ2つ設置するとか。水回りの変更については他社では絶対にやらない。でもお客様の要望は難しい要望についても必ず一度検討します。普通だったら、「ここまででやりますか?!」となるのを、プレジャーさんとはいろいろやっているので、印象深いことがたくさんありますね。

木村 キッチンを変えるっていうのもありましたね。

斉藤 マンションは、30戸のキッチンを同じメーカーで入れることでコスト圧縮できますし、同じ会社で施工・搬入することで効率的な管理が可能となります。でもお客様の「定年後過ごすためのマンションで、終の住処だから、気に入った空間にしたい」というお話を聞いたら、何とかやってあげたいなって。

結果お客様がすごく満足してくださって。感動はすごく大きいんですよね。でもそこまでやるのはプレジャーさんも大変だと思うんですよ。何回も通って打ち合わせして。もちろんできないところは線を引いてもらいつつ、できる範囲のことは最大限やっていただいていますね。

木村 “斉藤さんは絶対逃げないで最後まで見てくれる”というそのスタンスがゼネコンさんにも伝わっているし、我々ももちろんあります。本当に信頼関係があるからできることだと思います。そういうわけで「命令ですか?」「やりたいと思っているんですよ」という攻防をしながら毎回やっています(笑)。

これからの展開について、どんなことを考えていますか?

斉藤 プレジャーさんにはオプションや設計変更の延長で、入居した後のメンテナンスやリフォームもお願いしたいと思っています。セルバンではあらゆることを相談できる「なんでも相談室」という窓口を持っているんですが、その相談内容の中のリフォーム相談も寄せられてます。新築マンションでの二人三脚での思いをそのままに“プレジャー=セルバン”だから安心して任せてください、と話せるといいなと思っています。

木村 良い関係性のお客様がいっぱいいらっしゃるので、この試みがどうなるかなと楽しみですね。先日も7、8年前にセルバンさんのマンションで工事をしたお客さんから「棚をつけたい」というお電話があったんです。名刺を保管していただいていたそうで、ありがたい話です。

それがあるから安心してプレジャーさんもお仕事ができると

木村 そうです、それはうちの社員ももちろん安心しています。いい信頼関係が築けていると思いますね(しみじみと)。セルバンさんは横浜で唯一のデベロッパーなんですよ。セルバンさんのやり方が正解ということなのでしょうね。

そのやり方に付いていけるプレジャーさんがいて…

斉藤 そうですね、それは大きいですね。

木村 損得だけでやったら無理ですよ。全体で考えて、経験値とかいろいろな意味で見ないと難しいじゃないかなと思うんですよね。

斉藤 それは私も感じています。今まで何社か設計変更やオプションの窓口をやってもらいましたが、プレジャーさんのようにはできませんでした。最終の責任はセルバンが当然持つとしても、それまでに相当厳しいこともいろいろ言っていますから。プレジャーさんとはそれをぶつけ合える関係性がありますね。

木村(うなづく)

斉藤 だから「やりたいと思っていますよ」って言ってます(笑)「やれ」とはいいません。3割ぐらい「やれ」という気持ちが出てしまっていることはあるかもしれないですけど(笑)。

木村 (笑)。

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